売り上げ10%減少も利益率は善戦、韓国企業「乾いたタオル」絞った
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2020.09.16 10:45
4-6月期に韓国企業の売上高が前年同期より10%以上減った。昨年1-3月期から6四半期連続で売上減少が続いた。
韓国銀行は4-6月期の企業経営分析資料を15日に発表した。この資料によると、4-6月期の韓国企業の売上減少率は10.1%を記録した。韓国銀行が四半期別の統計を出し始めた2015年1-3月期以降で最も悪い成績だ。新型コロナウイルスの影響が本格化し4-6月期に企業の売上減少率は1-3月期の1.9%の5倍以上だった。今回の調査は昨年末基準の外部監査対象企業3862社を対象にした。これら企業の売上は韓国企業全体の3分の2ほどを占める。
4-6月期の製造業売上高は12.7%減った。新型コロナウイルスによる売り上げ減少の衝撃が非製造業の6.5%より大きかった。業種別で石油化学が26.8%、運送装備が17.3%、繊維衣服が15.9%、金属製品が15.2%など、売り上げが大幅に減った。韓国銀行のキム・デウン企業統計チーム長は「国際原油価格下落と旅客・貨物輸送減少、全般的な需要不振などが売上高減少に影響を及ぼした」と話した。非製造業では運輸業が15.8%。卸小売業が6.9%と大幅な売上高減少率を記録した。