【社説】菅氏、日本の新首相に事実上確定…韓日葛藤を解決しなければ
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2020.09.15 11:21
菅義偉官房長官が次期首相に事実上確定した。昨日執権自民党総裁選挙で圧勝をおさめた菅氏はあす、日本国会で首相に選出された後、新内閣を構成する予定だ。山積した課題を抱えて発足する菅内閣が解決すべき課題の中の一つが安倍晋三首相時代に史上最悪の関係に墜落した韓日関係の改善だ。
両国は韓国大法院(最高裁)の強制徴用賠償判決をめぐる葛藤に昨年触発された日本の輸出規制措置と韓日軍事情報包括保護協定(GSOMIA)の破棄をめぐる騒ぎなどで深刻に対立している。韓日両国は関係悪化が互いに深刻な損害という点を分かっていながらも相互不信および感情対立と国内政治的な利害関係などが重なっていかなる解決策を見出すことができなかった。そのような中で韓国裁判所に差し押さえられている日本被告企業の資産現金化の手続きが始まり日本政府が報復措置を意気込んでいる。菅内閣はややもすると韓日関係を破綻に追い込みかねない時限爆弾を抱えて発足するわけだ。