「金正恩氏、トランプ氏に『韓国軍は私の敵にはなれない』と語った」
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2020.09.14 08:14
北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン)国務委員長が米国側との会談や書信で一度も在韓米軍を問題にしたことはなく、米国側は正恩氏が在韓米軍の維持を望んでいるという方向で結論を下していた。
12日(現地時間)、韓国メディア「聯合ニュース」が入手したボブ・ウッドワード氏の新作『Rage(激怒)』の抜粋本を見ると、マイク・ポンペオ米国務長官は正恩氏が米国側との会談や書信で一度も在韓米軍(2万8500人)問題に触れたことはなかったと強調した。「ウォーターゲート事件」をスクープした記者で米ワシントン・ポスト(WP)副編集者でもあるウッドワード氏は「中国を牽制(けんせい)する役割を果たしているため、正恩氏が在韓米軍の駐留を望んでいる」とポンペオ氏が結論づけたと伝えた。
また、中央日報が入手した『Rage』の中で、正恩氏とトランプ氏の間の未公開親書によると、正恩氏は韓米連合訓練に対して公開的に不快感を表明していた。正恩氏は昨年8月5日にトランプ氏に送った親書で、縮小して実施された韓米合同軍事演習に抗議して「挑発的な合同軍事演習が、主要イシューを議論しているわれわれ両国の実務交渉に先立ち、中止または延期されると信じていた」とし「朝鮮半島(韓半島)の南側で行われる合同軍事演習は誰を対象にしたもので、誰を阻止しようとするもので、誰を敗北させて攻撃しようとする意図なのか」と反問した。