韓国野党院内代表「文政権は終始借金して恩着せがましく…後始末は誰がするのか」
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2020.09.09 10:07
野党・国民の力(旧未来統合党)の朱豪英(チュ・ホヨン)院内代表が8日、「秋美愛(チュ・ミエ)法務部長官は『小説を書くつもりか』という自身の発言を立証するためにも特任検事や特別検察官の捜査を自ら要望すべきだ」と主張した。
朱院内代表はこの日、国会交渉団体代表演説で「事件の当事者が人事と捜査指揮ラインの頂点にいるというのは話にならない。『誰も自身の事件で裁判官になれない』というのは古代ローマ法からの原則」とし、このように述べた。7月27日の国会法制司法委員会で息子に関する疑惑を提起した野党議員に対し、秋長官が「小説を書くつもりか」と発言したことを取り上げ、疑惑の解消を要求したのだ。朱院内代表は「秋長官が(自ら要望)できないなら辞任するのが正しいのでは」と指摘した。
また朱院内代表は「三権分立が破壊された」と主張した。「民主主義の最後の砦は独立した司法府の存在だ。しかし大法院(最高)の李在明(イ・ジェミョン)京畿道知事、殷秀美(ウン・スミ)城南市長事件の破棄差し戻し、金慶洙(キム・ギョンス)慶南知事の裁判の遅延を見ると『我々は無罪、あなたたちは有罪』だ」と指摘した。続いて「政権に迎合した検察官は無条件に栄転し、少しでも気に入らない捜査をする検察官は無条件に左遷」とし「この政権は30年間ほどかけて築かれた法治主義を一気に崩している。文在寅(ムン・ジェイン)大統領と秋長官はその後遺症をどうするつもりなのか」と批判した。