安倍首相、退場…健康上の理由で公式辞意表明
ⓒ韓国経済新聞/中央日報日本語版2020.08.29 09:42
安倍晋三首相が健康問題を理由に首相職から退く。安倍首相は28日午後5時、首相官邸で記者会見を開き、持病の潰瘍性大腸炎の悪化で国政遂行に困難があると判断したとし、辞任の意向を明らかにした。これを受け、2012年12月から7年8カ月間続いた安倍体制は幕を下ろすことになった。自民党は来月中の新政権スタートを目標に総裁選出の手続きに入ると明らかにした。
安倍首相はこの日の記者会見で「6月の定期検診で再発の兆候があると診断された。先月中頃から体調に異変が生じて、8月中旬には再発が確認された」と自身の健康状態を説明した。続いて「新しい薬で治療を続けていく考えだが(健康問題で)政治判断を誤ること、結果を出さないことがあってはいけないと考えて総理大臣の職を辞することにした」と述べた。安倍首相は「24日の診察を受けた際に判断し、誰とも相談することなく一人で決めた」と伝えた。