「新型コロナ起源調査」で中国に行ったWHO、武漢周辺にも行かなかった
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2020.08.27 17:05
世界を襲った新型コロナウイルスの起源を調査するとして先月中国に行った世界保健機関(WHO)専門家チームが、新型コロナウイルス発生地である武漢は訪問すらしなかったという外信報道が出てきた。
英フィナンシャルタイムズは27日、「ウイルス起源調査に対する懸念が高まっている」という見出しの記事で、WHOの調査チームが武漢訪問に失敗したまま調査を終わらせたと報道した。
報道によると、WHOが派遣した専門家先発隊2人は先月10日に中国・北京に到着し3週間滞在した。WHOは動物保健専門家と伝染病学者で構成された先発隊が中国疾病当局の関係者らと会って調査に着手すると明らかにしていた。今回の調査の焦点は「新型コロナウイルスが動物から人間にどのように感染していったのか、どんな種が関与したのかを確認する」としていた。WHOのテドロス事務局長は「コロナウイルスの起源を含めウイルスに関するすべてのことがわかればさらにしっかり戦える」と調査の趣旨を明らかにしていた。