韓経:1秒に1000兆回演算するスパコン、核融合発電商用化に向け投入=韓国
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2020.08.25 10:19
核融合発電の商用化を繰り上げるスーパーコンピュータが国家核融合研究所に入った。気象庁、韓国科学技術情報研究院(KISTI)に次いで3番目に大きい公共機関のスパコンだ。
核融合研は24日、核融合シミュレーションに活用する1ペタフロップス(1秒間に1000兆回の演算)級スパコン「カイロス」の運用を始めたと発表した。
核融合発電は重水素と三重水素が融合する時に発生する莫大なエネルギーで蒸気タービンを回して電気を生産する。この時、1億度以上の超高温プラズマ状態を長時間維持し制御するのがカギだ。カイロスは単位体積当たり1000京個の粒子で構成された超高温プラズマモデルを立てて検証する研究を担う。発生してすぐ消えるプラズマの不完全性を予測して制御するためだ。