【コラム】親文陣営の不吉な不動産暴走…日本の失敗した「韓国版三重野」は避けるべき(1)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2020.08.20 14:12
年初にハンギョレ新聞のA記者が会社を去った。彼は2017年5月、週刊誌の表紙に文在寅(ムン・ジェイン)大統領を掲載した後、親文派ネットユーザーの非難を浴びた。「なぜ無愛想な表情の写真を選んだのか」ということだ。その日夜、彼はフェイスブックに「かかってこい、親文派たち」というコメントを載せた。「よし、やってやろう…そうくるのならやるしかない」という危険な挑発だった。あっという間に親文派ネットユーザーは1万件の書き込みで攻撃した。A記者はすぐに「申し訳ございません。酒を飲んでつまらないことをした…どうか怒りを収めてください」と謝罪のコメントを載せたが、波紋は続いた。
ハンギョレ新聞は会社レベルの謝罪文を発表した。A記者は記者として有能で自負心も強かったという。そのためか社内の懲戒はなかったという。彼を支持した当時の社長がかばったという話もある。しかしどうすることもできなかった。親文陣営は2カ月間で2000人が週刊誌の購読を中断するなど容赦なく報復した。社内の視線も冷たくなった。その後、A記者は3年近く核心部署に入ることができず、デジタル開発など外郭で過ごした。彼は結局、総選挙の直前に「大学で言論の勉強をする」と言って会社を離れたという。