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モーリシャスで重油流出の日本の貨物船船長を逮捕…「沿岸警備隊の座礁警告無視」

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2020.08.19 07:28
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アフリカの島国モーリシャスで船を座礁させ1000トンもの重油を流出させた日本の貨物船の船長が逮捕された。

ロイター通信などによると、モーリシャス警察は18日、座礁した貨物船「わかしお」の船長と副船長の2人を航海の安全を脅かした容疑で逮捕したと明らかにした。彼らに対する保釈請求は棄却された。

 
日本の3大海運会社である商船三井所属の貨物船「わかしお」は先月25日にモーリシャス南東沖で珊瑚礁に突っ込み座礁した。これにより「わかしお」に搭載されていた燃料タンク3つのうちひとつに亀裂が入り、6日から1000トンの重油が流出した。

現地警察関係者はロイター通信に「わかしお」は事故の5日前から誤った航路で運航していたとみていると話した。モーリシャス沿岸警備隊はこれに対し「座礁の危険がある地域に進んでいる」と警告したが黙殺されたという。現地警察は彼らが船舶内の航行装置から出た警告音も無視したものと疑っている。

このほかにも彼らは座礁時に沿岸警備隊に遭難信号を送らず、沿岸警備隊の呼び掛けにも応じなかった容疑を受けている。

同関係者は事故当時船内で誕生パーティーが開かれていたという情報が警察に寄せられており調査中とも伝えた。また「わかしお」がWi-Fiの信号を探すために陸地側に航海したという船長の主張に対しては「信号を探すためなら陸地にそこまで近付く必要はない」として否定的な見方を示した。

一方、モーリシャス国家危機管理委員会は19日から国際タンカー船主汚染防止連盟(ITOPF)など2機関が沿岸での重油除去作業に着手すると明らかにした。専門家らは今回の重油流出事故でモーリシャスの生態系と観光産業が今後数十年にわたり打撃を受けると予想している。

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