住宅費用を埋めようと…無担保ローン3.7兆ウォン急増=韓国
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2020.08.18 08:45
無担保ローンが急激に増えている。無担保ローンの金利が異例にも不動産担保ローンの金利より低くなっているからだ。可用資金をできる限り集めて株式や不動産に投資する人が増えたという分析が出ている。
韓国銀行(韓銀)によると、7月末基準で銀行の個人向けローンの残額は936兆5000億ウォン(約84兆円)と、1カ月間で7兆6000億ウォン増えた。7月基準では2004年に統計を出し始めて以降、最大の増加幅だ。このうち主に無担保ローンの家計其他貸出(残額245兆6000億ウォン)は3兆7000億ウォン増えた。6月の増加額(3兆1000億ウォン)に比べ6000億ウォンも多く、2018年10月(4兆2000億ウォン)以降の月別増加幅で最も大きい。5大都市銀行で見ると、無担保ローンが6月に2兆8374億ウォン、7月に2兆6760億ウォン増加した。今月も13日までに1兆2892億ウォン増え、3カ月連続で2兆ウォン台の増加が予想される。
韓銀は6・17対策直前に活発だったマンション取引の売買代金、先月増えた首都圏マンション分譲の契約金、最近の住宅費用上昇による資金の需要などを無担保ローン増加の背景に挙げた。