李容洙さん「挺対協を慰安婦被害者歴史館に変えるべき」
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2020.08.14 16:20
旧日本軍「慰安婦」被害者の女性人権運動家、李容洙(イ・ヨンス)さん(92)が14日、韓国挺身隊問題対策協議会(挺対協)を慰安婦被害歴史館に変えるべきだと主張した。挺対協は「日本軍性奴隷制問題解決のための正義記憶連帯」(正義連)の前身。李さんの発言は正義連を意味するとみられる。正義連は現在、不正会計疑惑を受けている団体。
李さんは14日午前、忠清南道天安(チョナン)の国立墓地「望郷の丘」で開かれた日本軍慰安婦被害者の日の式典に出席し、「挺対協を慰安婦歴史館に速やかに変えるべきだと述べ、『いま変更中』という言葉を聞いた」とし「(旧日本軍慰安婦被害を知らない市民のために)正しい教育が行われるべきだと考える。慰安婦とは何か、日本になぜ問題の解決を要求するのかを教育しなければいけない」と力説した。公式行事後のメディアのインタビューでだ。
李さんは行事中ずっと車椅子に座っていた。しかし比較的強い声で「(慰安婦被害)おばあさんたちはかなり怒ったようだ」と語った。直接言及したわけではないが、正義連の会計不正疑惑を念頭に置いた発言と考えられる。