【社説】4年ぶりの統合党-民主党支持率の逆転、民心の警告だ=韓国
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2020.08.14 09:22
リアルメーターが昨日発表した8月第2週の世論調査の結果、未来統合党(36.5%)支持率が民主党(33.4%)を上回ったことが分かった。統合党と民主党の支持率逆転は崔順実(チェ・スンシル)国政壟断ろうそくデモが始まった2016年10月第3週以降、199週ぶりだ。朴槿恵(パク・クネ)前大統領弾劾を前後したこの時期から最近まで4年近く、民主党は一方的な優勢を保ってきた。大統領選挙・地方選挙に続き今年4月の総選挙でも完勝を収めた。
しかし総選挙圧勝からわずか4月で民心の激しい反発に直面した。不動産政策の失敗、朴元淳(パク・ウォンスン)前ソウル市長のセクハラ疑惑、検察改革をめぐる雑音など、政府与党の実情と一方的な国政運営に警鐘を鳴らしたという解釈だ。執権勢力は民心の警告を重く受け止めなければならない。巨大与党の力だけを信じて一方的に強行してきた国政運営方式に対して反省し、対話と討論を通した協力政治を復元する転機にしてほしい。