【コラム】傲慢な原理主義が国を滅ぼす=韓国
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2020.08.11 11:33
18世紀の英国の政治家であり思想家だったエドマンド・バークは徹底的な議会主義者で自由主義者だった。生涯を自由の闘士として生きたバークが晩年に目にしたのがフランス革命だ。人々は当然、バークがフランス革命を支持するものと考えた。英国メディアも隣国の革命に好意的だった。
バークは予想を覆してフランス革命を激しく批判した。革命の翌年の1790年に出版された『フランス革命に関する考察』で、バークは建物をすべて壊して空地にした後、その上に理想的な政治制度を一から再び築き上げる無謀な試みがフランス革命だと指摘した。急造した建物が丈夫でないように、フランスは元来の長所さえもすべて失い、すべてのものが崩壊すると見なした。ジャコバン派の恐怖政治とナポレオンの独裁でバークの予言は現実になった。