『愛の不時着』のたくましい女性のおかげで…日本で再び盛り上がる韓流ブーム(1)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2020.08.10 16:35
4カ月ぶりに日本に戻ってきた。毎月、韓国と日本を行き来しながら生活してきたが、新型コロナウイルス感染症(新型肺炎)のために、両国間の往来が困難になり、4月から4カ月間は日本に帰らずに韓国で過ごした。その間、日本の複数のメディアから取材要請が入ったが、主に2種類だった。1つは、成功した韓国の新型コロナ対策、もう1つはドラマ『愛の不時着』関係者のインタビューだった。日本で記者が韓国に出張できなくなったため、韓国にいるフリーランス記者の私に依頼が殺到したのだ。
ドラマ『愛の不時着』は韓国で昨年2月放映が終わった後、日本でもネットフリックスで視聴できるようになった。たまたま日本は3月から新型コロナ感染者が増え始め、家で過ごす時間が増えた。その時新たにネットフリックスに登録し、『愛の不時着』に出会った日本人が増えたのだ。
日本でネットフリックスを見る世代は、これまで韓国ドラマを楽しんでいた世代よりも若いようだ。主に30代から「初めて見た韓国ドラマ『愛の不時着』にはまった」という話を多く聞いた。「『愛の不時着』、すごくおもしろい」と久しぶりに連絡をくれた私の高校の時の友人も少なくなかった。2012年当時、李明博(イ・ミョンバク)大統領が独島(ドクト、日本名・竹島)を訪問し、韓日関係が急速に悪化した時から地上波テレビで韓国ドラマを見る機会はほとんどなくなった。韓国ドラマファンは高いケーブルテレビを契約したりDVDを借りたりして見ていたが、そうでなければ自ずと見る機会がなくなった。ところが、最近急にネットフリックスで見ることができる韓国ドラマが増え、若い層の関心が高まった。