疾病より怖い、人類を苦しめる「気候変動」
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2020.08.08 13:24
過去最長の梅雨で「水爆弾」に見舞われた韓半島(朝鮮半島)とは違い、欧州では最近「熱爆弾」に苦しんでいる。形態は異なるが、ともに温暖化が招いた災害だ。地域、時期によって極端に変わる天気は予測も難しい。まさに気象異変だ。
問題は始まったばかりだという。こうした全地球的な現象が深刻化し、30年後には1億4000万人が「気象難民」になるという見方(世界銀行)も出ている。水不足による凶作、海水面の上昇などで生活拠点を離れる人たちがそれだけ増えるということだ。
今年の夏、韓国・中国・日本・タイなどアジアの国々では豪雨による被害が発生している。中国南部地方では水害による被災者が5000万人を超えた。直接財産被害額は1444億元(約2兆2000億円)にのぼる見込みだ。日本も先月、九州地方の豪雨で105の河川が氾濫し、約70人が死亡した。被災者が1000人を超えた韓国の場合、中部は洪水、南部は猛暑という「両極端」の天気となっている。