韓国進歩元老学者「ろうそくデモ後の民主主義の退行…学生運動エリートが問題」(1)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2020.08.07 14:59
「崔章集(チェ・ジャンジブ)の民主主義論」という言葉がある。長期間にわたり韓国の民主主義を批判的に探求してきた蓄積物だ。民主主義の民主化、民主化以後の民主主義、両利きの民主主義などは崔章集(チェ・ジャンジブ)高麗大名誉教授の著書名であり、同時に当代の民主主義を理解する新しい観点でもあった。
その崔教授が今度は専門学術誌の論文という形でテーマを投げかけた。『韓国政治研究』最近号に掲載された「もう一度韓国民主主義を考える:危機と代案」だ。崔教授は文在寅(ムン・ジェイン)政権について「進歩と保守の間の極端な二極化と同時に民主主義の危機を招いた」とし「進歩の危機がその中心にあり、これはそれを先導した学生運動世代のエリートグループとこれと結びついた支持勢力の政治的失敗を表現する」と書いた。