【コラム】韓国と米国のデモ文化(1)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2020.08.06 14:02
近年、毎年夏になるとミネソタ州「コンコーディア言語村」の韓国語村「森の中の湖」(森湖)で時間を過ごします。過去数十年間、米国のリーダーに成長していく若者たちがここに滞在し、外国の言語と文化に初めて触れてきました。韓国語村「森湖」は、最近できた村の中でも最も新しいものですが、希望者が最も多く集まる村です。しかし、今年は新型コロナウイルス感染症(新型肺炎)の大流行で、ミネソタ湖畔の言語村でも親密な話し声が聞こえません。
ミネソタといえばジョージ・フロイドが思い浮かびます。今年5月、ミネソタ州ミネアポリスで警察の手によってもたらされた彼の残忍な死は、人種の正義と警察改革を叫ぶ「Black Lives Matter(ブラック・ライブズ・マター、黒人の生命も大切)」デモを触発させました。
普段ならサマーキャンプに行った若者は、勉強のためにまたは頭を冷やすためにオンラインにアクセスしたり、デモに参加するために街に出たりなど他の場所に行きました。そのため私は、毎年夏にそうしていたようにミネソタで子どもたちを時代遅れの韓国語で困らせて愉快に数日過ごす代わりに、こうしてワシントンの事務室に座っています。米国全域からアクセスしてきた青少年25人で埋まったスクリーンを眺めながら。そう、キャンプをオンラインに切り替えたのです。