LTEより20倍早いという韓国5G、速度はまだ4倍水準
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2020.08.06 08:26
5世代(G)移動通信の品質評価結果、韓国のキャリア通信3社の5G平均ダウンロード速度が1秒当たり700Mbps(メガビーピーエス)にも達していないことが分かった。昨年4月「世界最初の5G商用化」を発表し、4Gロング・ターム・エボリューション(LTE,158.53Mbps)に比べて伝送速度が20倍早くなると広告を出したことに著しく至らない成績表だ。
5日、科学技術情報通信部の「2020年上半期5Gサービスカバレッジの点検および品質評価結果発表」によると、ソウルと光州(クァンジュ)・大邱(テグ)・大田(テジョン)・釜山(プサン)・蔚山(ウルサン)・仁川(インチョン)など6広域市で5Gサービスの平均ダウンロード速度は656.56Mbpsだった。アップロードの平均速度は64.16Mbpsだ。昨年のLTE品質評価に比べてダウンロード速度は4倍、アップロードは1.5倍早くなった。政府評価でない利用者評価ではダウンロード622.67Mbps、アップロード48.25Mbpsで速度がさらに遅くなった。
5Gカバレッジ(利用可能区域)はキャリア通信3社の平均425.53平方キロメートル(ソウル基準)だった。これはソウル市の全体面積605.2平方キロメートルの約70%に過ぎなかった。特定施設で5Gを円滑に使用できる電波信号の強度を意味する「5G使用可能率」は大型店舗や展示場のような建物内では平均67.93%だった。地下鉄内での5G使用可能率は平均76.33%、京釜(キョンブ)線・嶺東(ヨンドン)線など主な高速道路では78.21%で建物の中より高かった。5Gを使ってLTEに転換される割合は平均6.19%だった。