【時視各角】在韓米軍の縮小、目を背けても迫る
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2020.08.04 11:38
「ダチョウ症候群(Ostrich Syndrome)」というものがある。危険が迫れば頭を砂に突っ込むダチョウの習性から生じた用語だ。危機に目を背けて安全だと錯覚することを意味する。在韓米軍縮小問題に対する当局の態度がまさにそれだ。
先月末、ウォールストリートジャーナル(WSJ)に在韓米軍縮小関連の記事が掲載され、議論を呼んだ。3月に米国防総省が在韓米軍縮小案をホワイトハウスに報告したという内容だった。すると韓国国防部側は「(この問題が)韓米間で議論されたことはない」と強調した。縮小の可能性はないというニュアンスだ。果たしてそうだろうか。この問題が韓米間の十分な議論を経て決定される事案なら正しいかもしれない。しかし歴史はそうではない。