【リセットコリア】自由民主主義の根本を揺るがす巨大与党
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2020.08.03 12:04
文在寅(ムン・ジェイン)政権を本質から疑う国民が増えている。チョ・グク前法務長官事態以降、正義と公正が揺らぎ始め、今では大韓民国の基本であり原則である憲法の精神までが脅かされている。自由民主主義を守るために必要な制度的な装置がある。立法府・司法府・行政府3府の牽制と均衡はもちろん、憲法97条に基づき設置された監査院も職務監察と会計検査など重要な役割を担当する。ところが与党は監査院の脱原発政策監査が気に入らないとして監査院長の辞任を要求する。望む監査結果を出せという露骨な圧力だ。国民を代表する国会議員の姿として非常に情けない。
大韓民国は政治的中立を守る検察と裁判所という司法体制を通じて法治を実現し、社会を正しくて公正に維持する。彼らがあれほど後押しした尹錫悦(ユン・ソクヨル)検察総長が生きた権力に矛先を向けると、大騒ぎしている。ただ違法を捜査して正義を守るという検察総長を無力化するため、あらゆる手段を動員中だ。特に秋美愛(チュ・ミエ)法務長官の言動は、公党の代表を務めた重鎮国会議員出身者のものとは信じがたいほどだ。