５日に予定されたサムスン電子「ギャラクシーアンパック２０２０」に登場する新製品が次々とベールを脱いでいる。サムスン電子は今回の行事でギャラクシーノート２０シリーズ、ギャラクシーＺフォールド２など５種類の製品を公開する。４－６月期にファーウェイ（華為技術）に世界スマートフォン市場シェア１位を明け渡したサムスン電子が、新製品でトップを奪還できるかに関心が集まる。

最大の主力製品はギャラクシーノート２０シリーズ。業界によると、今回のシリーズは６．７インチの一般モデルと６．９インチのウルトラモデルという。一般モデルは画面が平らな「フラットディスプレー」が、ウルトラモデルは枠が曲がった「エッジディスプレー」が適用される。ウルトラモデルは今年初めに発売されたギャラクシーＳ２０ウルトラと同じ１億８００万画素のカメラを搭載する。一般モデルの価格は１１９万９０００ウォン（約１０万６０００円）、ウルトラモデルは１４５万２０００ウォン。

コンソールゲーム機Ｘｂｏｘを開発したマイクロソフトとの協業の可能性にも注目が集まっている。海外メディアはギャラクシーノート２０シリーズがスマートフォンでは初めて「Ｘｂｏｘ　Ｇａｍｅ　Ｐａｓｓ」をサポートするとみている。９０余りのゲームをダウンロードせずにクラウドで楽しむことができるサービスだ。

昨年サムスン電子が出した最初のフォルダブル（折りたたみ式）フォンのギャラクシーフォールドの後続作「ギャラクシーＺフォールド２」も公開される。折りたたむと６．２インチ、開くと７．７インチのディスプレーを搭載すると予想される。前作は折りたたむと４．６インチ、開くと７．３インチだった。新製品では折りたたんだ時も多くの作業を無理なくこなせるという。価格は前作（２３９万８０００ウォン）とほぼ同じか、さらに下がると予想される。

スマートウォッチ新製品ギャラクシーウォッチ３には心電図・血圧測定などヘルスケア機能が強化される。無線イヤホン「Ｇａｌａｘｙ　Ｂｕｄｓ　Ｌｉｖｅ」も期待される製品の一つだ。アップルが昨年発売したＡｉｒＰｏｄｓ　Ｐｒｏのように周囲の騒音を遮断する「アクティブノイズキャンセリング」機能が適用されるという。サムスン電子は１２．４インチの大画面タブレットＰＣ「ギャラクシータブ」Ｓ７プラスと１１インチの「ギャラクシータブ」Ｓ７も今回の行事で公開する。