外国人投資家6カ月ぶりにカムバック、サムスン電子買いバイオ売った
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2020.08.03 08:12
韓国市場から離れていた外国人投資家が戻ってきた。新型コロナウイルス流行後に韓国証券市場から引き潮のように抜け出ていた外国人投資家が先月KOSPI市場で1兆791億ウォン相当の株式を買い越した。1月の3047億ウォンから6カ月ぶりの買い越しだ。外国人投資家が買い攻勢をかけたおかげでKOSPIは先月31日に2249.37ポイントまで上がった。1月22日に記録した年初来高値の2267.25まで20ポイントに満たない。
外国人投資家の買い傾向はサムスン電子に集中した。先月だけでサムスン電子を2兆6682億ウォン相当買い入れた。外国人投資家の買い越し2位銘柄のポスコの2353億ウォンを10倍以上上回る水準だ。外国人投資家は1~5月にサムスン電子株を7兆ウォン以上売った。
おかげでサムスン電子の株価は先月29日に5カ月ぶりに取引時間中に6万ウォン台を回復した。▽米インテルの半導体生産契約を獲得できるという期待感▽良好な4-6月期業績▽米中間の「ファーウェイ対立」にともなう反射利益などが作用した。これに対しハナ金融投資は最近サムスン電子の目標株価を8万ウォンに上げた。ここに1ドル=1190ウォン台までドル安が進んだ点も一役買ったとみられる。ドルをウォンに替えて投資する外国人投資家の立場では為替差益を得られるためだ。