摂氏1億度「人工太陽」の組立開始…核心技術「韓国産真空容器」で大きく貢献
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2020.07.29 10:11
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国際核融合実験炉の核心であるトカマクが入る建屋の下から真上を見上げた様子。右側に750トンクレーンが設置されている。[写真 ITER]
人類が資源枯渇と環境汚染から解放されたエネルギーを手に入れることはできるだろうか。1988年、米国と欧州連合(EU)などがこの問いに対する答えを探るために国際核融合実験炉(ITER)事業を始めた。太陽がエネルギーを作り出す原理をまねたもので「人工太陽」と呼ばれる。地球に無尽蔵に存在する水素を原料として使う。原子力発電(核分裂)よりもはるかに安全で、未来エネルギーの代案に浮上している。韓国と中国は2003年に加入した。続けてインドが合流し、グローバル研究開発(R&D)プロジェクトになった。
ITER国際機構は28日、フランス南部カダラシュで着手式典を開き、「核融合装置の組み立てを始める」と宣言した。これまでメンバー国はそれぞれ役割を分担し、装置を開発してきた。韓国は真空容器など9種類の装置を引き受けた。国家核融合研究所のユ・ソクチェ所長は「韓国が(核融合装置組立着手に)70~80%の役割を果たしたとみることができる」と話した。中央日報は27日、フランスにいるベルナール・ビゴITER機構長に単独ビデオインタビューを行った。
次はビゴ氏との一問一答。(※は読者の理解を助けるための注釈)