「半導体超格差」サムスン顧問「オーナーリーダーシップが克日の背景」
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2020.07.28 14:00
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来月1日の64M DRAM試作品生産日を記念し、サムスン社内放送インタビューに応じるサムスン電子常任顧問の権五鉉氏(右)。[写真 サムスン電子]
サムスン半導体超格差の生き証人と評価される、同社常任顧問で元総合技術院会長の権五鉉(クォン・オヒョン)氏が「難しい時期であるほど、最も重要なことは強力なリーダーシップ」と強調した。28日に公開された8分30秒ほどの社内放送インタビューを通じてだ。この日のインタビューはサムスン電子が世界で初めて64M(メガ)DRAMの試作品を生産した1992年8月1日を記念するために行われた。権氏は当時、64M DRAM開発チーム長を務めていた。
◆「不況の中」数兆ウォン投資 「専門経営者は容易ではない」
権氏はこのインタビューで「1990年代でさえもまだ日本の技術水準は高かったが、その後『失われた10年』を経験した。日本は『100%経営専門担当者システム』なので素早い決定ができず、不況のときには投資しようとは言えなかった」と回顧した。オーナー経営と専門経営者の経営には意思決定過程で速度差が避けられないという趣旨だ。権氏は「私も専門経営者出身だが、巨額の赤字、不況状況で『数兆ウォン投資しよう』と話すのは容易ではない。そのような面では専門経営者と最高経営者層の役割を決めて据えることが必要だ」と答えた。