ソウル市、遊興施設での集合禁止緩和を検討…「休暇シーズンのコロナ再流行」懸念
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2020.07.24 09:17
ソウル市が新型コロナウイルス感染症(新型肺炎)の感染拡大時に出した遊興施設190カ所の集合禁止命令の解除を検討している。ソウル市は最近、韓国遊興業中央会に「集合禁止命令を解除するための協力要請文」をEメールで送った。要請文には、テーブルの間隔を1メートル以上維持、マスクの着用、週末は事前予約制運営で利用客数制限など事業主・従業員・利用客が守るべき防疫ルールが記載された。防疫ルールを守らなければ集合禁止命令を受け入れるという確約の内容も盛り込んだ。
ソウル市のパク・ボンギュ食品政策課長は「新規感染者数が増加・減少を繰り返しており慎重な状況だが、業者の生存権の問題があるため議論を開始した」とし「完全な解除ではない集合制限命令に緩和するもので、時期はまだ決まっていない」と述べた。ソウル市は5月初めに梨泰院(イテウォン)のクラブで新型コロナ集団感染が発生すると、同月9日にクラブ・感性酒場(踊れる飲み屋)・コーラテック(酒類を提供しないダンスホール)・ルームサロン(接客を伴う高級クラブ)などの遊興施設に無期限の集合禁止命令を下した。