北朝鮮海域の中国「黒い船団」 実体明らかに…違法操業で韓日両国分のイカ漁獲量
ⓒ 中央日報日本語版2020.07.23 11:42
北朝鮮海域で船舶位置確認装置を消して違法操業をしてきた中国の「黒い船団」の実体が明らかになった。
国際非営利団体「グローバル・フィッシング・ウォッチ」(GFW=Global Fishing Watch)によると、国際研究チームはさまざまな衛星資料を総合し、北朝鮮水域周辺の黒い船団による広範囲な違法操業実態に焦点を当てた研究結果を国際学術誌『サイエンスアドバンス』(Science Advances)に発表した。
研究チームは「北朝鮮内の黒い漁船団を照明」(Illuminationg Dark Fishing Fleets in North Korea)と題した論文で、2017年に約900隻、18年に約700隻の中国漁船が北朝鮮水域内で操業し、16万トン以上のイカを漁獲したと明らかにした。これは韓国と日本のイカ漁獲量を合わせた数字に近い量で、金額では約4億4000万ドルと推定される。