韓経:韓国、2045年日本を抜いて「高齢化で世界1位」
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2020.07.23 09:20
韓国の高齢化率(全体人口で満65歳以上高齢者の割合)が2045年日本を抜いて世界1位になると見通された。
低出産高齢社会委員会のソ・ヒョンス副委員長は22日開かれた「2020人口フォーラム」で基調提案を通じてこのような予測を発表した。韓国統計庁と日本内閣府の集計を比較分析した結果だ。これによると、2020年韓国高齢化率は15.7%で日本(28.9%)に大きく及ばないが、2040年には33.9%に高まって日本(35.3%)と類似した水準に達する。韓国の高齢化率は2045年ごろ日本を抜いた後にも引き続き上昇して2060年43.9%に達して日本(38.1%)より高くなるものとみられる。
ソ副委員長は急速な高齢化をもたらした少子化の主な原因として出産および子育ての補償体系が作動していないということを挙げた。女性は出産および育児によって経歴断絶などさらなる費用が発生するが、老後の扶養などかつて育児にともなう補償は消えたということだ。低出産高齢社会委員会は子ども1人を成人に成長させるのに必要な費用では3億ウォン(約2680万円)、時間では1万時間以上がかかると推算した。