韓国、水道水「不安」拡大…環境部「仁川以外の家庭では出てきていない」
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2020.07.22 11:01
ユスリカの幼虫が最初に見つかった仁川(インチョン)の公村(コンチョン)浄水場と類似の「活性炭フィルター」浄水過程を経ている全国の浄水場49カ所を点検した結果、7カ所の活性炭フィルターから幼虫が見つかったと韓国環境部が21日、明らかにした。ただし仁川公村・富平(プピョン)浄水場を除く残り5カ所の浄水場の以後段階の水道水からは幼虫は見つからなかった。17日に始まった全国一般浄水処理場435カ所に対する環境部の全数調査は週内にも完了する予定だ。
環境部はこの日、「活性炭池を使う高度処理浄水場49カ所に対する緊急点検を実施した結果、仁川の公村・富平浄水場、京畿(キョンギ)の華城(ファソン)浄水場、慶尚南道金海(キョンサンナムド・キムヘ)の三渓(サムゲ)浄水場、慶尚南道梁山(ヤンサン)の凡魚(ポモ)浄水場、蔚山(ウルサン)の回夜(フェヤ)浄水場、慶尚南道宜寧(ウィリョン)の華正(ファジョン)浄水場など7カ所から幼虫が少量見つかった」と明らかにした。ただし「公村・富平浄水場を除く浄水場5カ所は、浄水後の水が通過する配水池と一般供給地からは幼虫が見つからなかった」と説明した。
環境部関係者は「幼虫が見つかった浄水場の活性炭は直ちに交換あるいは洗浄・オゾン注入量調整などの措置を23日までに完了する」と明らかにした。活性炭池は標準浄水過程に段階を追加して、臭いや味などを発する微量有機物質を除去するために使われる炭のような物質だ。