新型コロナ発生前なのに…韓国、昨年自営業者85万人が廃業した
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2020.07.21 07:44
自営業の危機は新型コロナウイルスが発生する前の昨年からすでに深刻だったことが現れた。景気が振るわない状況で最低賃金の急激な引き上げなど「所得主導成長政策」により自営業者の負担を高めたことが困難を拡大させた要因との指摘が出ている。
国税庁は20日、昨年の納税関連統計を盛り込んだ「2020年国税統計」を公開した。この資料によると、昨年廃業した自営業者(個人事業者)は85万2572人だった。1年前より2万1688人増加した。廃業した自営業者数は2016年の83万9602人をピークに2017年が83万7714人、2018年が83万884人と2年連続で減少した。しかし昨年は再び増加傾向に転じたのだ。
業種別では2018年と昨年の廃業者数を比較すると、小売業が9761人で廃業者増加幅が最も大きかった。美容室・塾のようなサービス業が4573人、不動産賃貸業が3860人、電気・ガス・水道業が3552人など比較的多く増えた。