韓国全国を襲った「幼虫水道水恐怖」…シャワーフィルターの注文「爆発」
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2020.07.21 07:31
仁川(インチョン)から始まった水道水幼虫事態が全国に拡大中だ。韓国政府は全体400カ所余りの浄水場施設に対する緊急点検に着手した。幼虫が発生した地域の住民の間では「水道水恐怖」によりシャワーフィルターの売上が急増している。
20日、ソウル市によると、前日中区(チュング)のあるオフィステルで幼虫が見つかった。これに伴い、市傘下のソウル水研究院は該当の水道水のサンプルを採取して顕微鏡で検査した。その結果、水道水から異質物や幼虫は見つからなかったと明らかにした。ソウル上水道事業本部側は「水道管ではなく外的要因に伴う幼虫発生の可能性が高い」と結論を出した。最も可能性が高いのは排水口だ。本部関係者は「建物の築年数が15年以上で、排水路が清潔ではなく排水口に水がよく溜まるという。浴室排水口で虫が発生した可能性がある」と話した。
この日、釜山市も最近6日間で11件の幼虫発見が疑われる通報があったと明らかにした。この中7件はユスリカや蚊などの幼虫であることが確認された。発見場所はすべて一般家庭だ。釜山市は「散発的に幼虫発生の通報があったことから見て、水道水を供給する浄水場系統で発生したというよりも、アパートの貯水槽、家庭水タンクなどから流入した可能性が高い」と説明した。