韓国釜山港で船内隔離の船員間で新型コロナ集団感染…「日本でのクルーズ船と類似」
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2020.07.20 18:02
釜山(プサン)港に入港した後に船内隔離された船員同士の新型コロナウイルス集団感染が現実化している。日本でクルーズ船内に隔離された観光客同士の感染が続いたのと類似の状況が広がっており、船内集団感染を防ぐための対策をまとめなければならないとの声が高まっている。
釜山国立検疫所が20日に明らかにしたところによると、8日に釜山の甘川(カムチョン)港に入港したロシア船籍の「レギュル号」の船員29人のうち17人が新型コロナウイルスに感染した。入港後、防疫指針に従い船員29人は船内で隔離された。船員7人が下船を要求した13日まで新型コロナウイルス診断検査はしなかった。釜山検疫所関係者は「下船を要求する船員に限り新型コロナウイルス診断検査を行うだけで、乗船検疫をしても特別な症状がなければ船員を対象に検査はしない」と話した。