「北ミサイルの父」に制裁解除のEU・英…ICBM試験中断を評価? 北朝鮮なだめ?
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2020.07.15 14:48
英国が北朝鮮のミサイルなど戦略武器開発の主役に挙げられる李炳鉄(イ・ビョンチョル)労働党中央軍事委員会副委員長に対する金融制裁を解除した。対北朝鮮制裁で米国よりむしろ強硬な立場を見せてきた欧州が、金正恩(キム・ジョンウン)体制で頭角を現している李副委員長に対して制裁を解除した背景に関心が集まっている。
英財務省が10日に李副委員長を制裁リストから除外したと、ボイス・オブ・アメリカ(VOA)が15日(現地時間)報じた。実際、財務省傘下の金融制裁履行局(OFSI)のホームページには、李副委員長が「制裁リストから除外され、資産凍結対象でない人物」と明示されている。
英財務省が李副委員長を制裁対象に含めたのは2017年10月。同年7月に北朝鮮がICBM(大陸間弾道ミサイル)級「火星14」を2度発射した直後だ。OFSIも李副委員長を金融制裁対象リストに追加し、「北朝鮮弾道ミサイルプログラムで中枢的な役割をしている」という説明を付けた。