「朴元淳ソウル市長、告訴状を提出する前に被告訴事実を知っていた」
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2020.07.15 06:50
故朴元淳(パク・ウォンスン)前ソウル市長にセクハラの被害を受けてきたと主張する前職秘書A氏が警察に告訴状を提出する前に朴前市長がソウル市からすでに告訴事実の報告を受けたと政府高位関係者が14日、話した。今まで「訴えられた後、内部の報告を受けた朴氏が極端な選択をした」というソウル市の立場とは明らかに異なる話だ。
政府高位関係者はこの日、中央日報との電話インタビューで「A氏の告訴状が受け付けられたのは8日午後4時30分ごろという。ところが、ソウル市はその日午後3時以前に朴氏が告訴されるということを知ったという」と話した。前職女秘書A氏が朴氏を告訴する前にソウル市がすでに関連動向を把握し、朴氏も告訴状の受け付け前に関連報告を受けたということだ。
一部では朴氏にA氏の動向を事前に伝えたルートとして共に民主党のナム・インスン議員の補佐官を務めたソウル市ジェンダー特別補佐官のイム・スニョン氏を名指したが、イム氏は中央日報との通話で「事実でない」と否認した。イム氏は「8日午後3時ごろ、朴前市長に関連して周りから『かんばしくないことがあるから朴前市長に確認してみなさい』と言われて朴前市長に会いに行った」として「かんばしくないことが何か尋ねたところ、朴前市長は『日程上忙しいから後ほど話そう』としてごまかした。セクハラ関連の内容は全く聞いたことがない」と話した。これに伴い、朴氏に対するA氏の動きを朴氏の最側近を中心に限られた一部は知っていたとみられる。