ポンペオ氏、中国の南シナ海領有権「不法」初めて公式言及…米中葛藤の火薬庫に浮上
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2020.07.14 15:31
新型コロナウイルス感染症(新型肺炎)、新疆ウイグル人権問題に続き、南シナ海領有権紛争が米中葛藤の争点に浮上した。
マイク・ポンペオ米国務長官は13日(現地時間)、「中国の南シナ海海洋資源開発は完全に不法」という立場を明らかにした。米戦略国際問題研究所(CSIS)のクリス・ジョンソン研究員はロイターとのインタビューで「これは米国が『不法』と規定した初めての事例」と指摘した。これまで米政府は南シナ海問題に対して国連仲裁を通した平和的解決方式を主張してきた。
ポンペオ長官は声明で「中国が南シナ海領有権を主張しながらも一貫した法的根拠を挙げられずにいる」とし「中国政府が威脅を通じて南シナ海の東南アジア沿岸国の主権を毀損しながら、共同利益は前例のない脅威にさらされている」と主張した。あわせて「中国政府が一方的に自分たちの意志を強要する法的根拠がない」とし「国際常設仲裁裁判所(PCA)が全員一致で南シナ海の大部分に対する中国の領有権主張を棄却した」と話した。