【社説】代表は不快感全開、女性議員は沈黙…反対に進む韓国与党
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2020.07.13 13:53
韓国与党「共に民主党」の李海チャン(イ・ヘチャン)代表が今月10日、朴元淳(パク・ウォンスン)市長の焼香所で記者を非難口調で鋭くなじった。この日、弔問を終えて焼香所から出た李氏は「セクハラ疑惑に対する党次元の対応」を尋ねる記者の質問に「礼儀ではない」と言って語調を高めた。他の質問が続いたが、質問した記者をにらみながら「少なくともわきまえるべきことがある」として剣突を食わせるように不快感をあらわにした後、厳しい表情のまま記者側に近付こうとする姿まで見せて周囲の引き止めで席を離れた。執権与党の代表として不適切な行動だ。100人余りの記者がいる席で、李氏の暴言にも近い表現と高圧的な態度はメディアをどのように思っているのかをそのまま見せている。
朴氏が元秘書からセクハラ容疑で告訴されている状況で、党次元の対応を質問するのは当然のことだ。李氏の「長年の友人」朴氏の事情だけを考えるのではなく、被害者の立場で少しでも考えたことがあるなら、そのような言動が出てきようもない。李氏のメディアに対する不適切な態度は今回が初めてではない。2012年の民主統合党党代表選挙戦当時、ラジオ生放送中に台本にない質問をしたという理由で電話を一方的に切った。2018年には李在明(イ・ジェミョン)京畿道(キョンギド)知事の「ヘギョン宮キム氏」疑惑に関連した質問に神経質な反応を見せ、記者のマイクを押し退けたことも論争になった。