訪韓している米国務省のビーガン副長官兼北朝鮮政策特別代表は８日、米国が韓国政府の南北協力努力を強く支持すると明らかにした。

この日ビーガン副長官は外交部庁舎で韓米の北朝鮮核問題首席代表協議を終えた後に記者らと会い、「われわれは南北協力が韓半島（朝鮮半島）にさらに安定した環境を作るのに重要な役割をするものと信じる」としてこのように強調した。

ビーガン副長官は「われわれは韓国政府が北朝鮮と南北協力目標に向かって進むにあたり韓国政府を完全に支持する」と話した。

彼は最近北朝鮮が崔善姫（チェ・ソンヒ）外務省第１次官の談話などを通じ「米国と対座する考えはない」という立場を明らかにしたことと関連、「われわれは北朝鮮と会うことを要請したことはない。今週の訪韓はわれわれの親しい友人らと同盟に会うため」と説明した。

続けて「もうひとつ確実に明らかにしたい。私は崔善姫やボルトン前大統領補佐官から指示は受けない」と強調した。

その上で「私はトランプ大統領と金正恩（キム・ジョンウン）委員長が２年間のさまざまな出会いを通じて下した結論から指針を受ける。そのビジョンは韓半島にさらに堅固な平和をもたらし、韓半島内の関係を変革し、韓半島から核兵器を除去し、韓国の人たちのためのさらに明るい未来を意味する」と話した。

ビーガン副長官は「金正恩委員長がこうした事案に対して交渉する準備ができ、権限があるカウンターパートを任命すれば北朝鮮はわれわれがその瞬間（対話する）準備ができたことを確認するだろう」と明らかにした。

合わせてビーガン副長官は「われわれは韓半島の平和な結果導出に向け継続して努力することで可能だと信じる。トランプ大統領はこの努力を継続するためにわれわれを全面的に支持している」と話した。