ビーガン氏「金正恩氏が私の交渉相手を任命すれば…」崔善姫氏無視作戦
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2020.07.09 07:09
スティーブン・ビーガン米国務副長官兼対北朝鮮政策特別代表の訪韓を控えて北朝鮮が数回にわたって会う意向がないと拒否したことを受け、ビーガン副長官が8日「今回の訪韓で北朝鮮が私と会う準備ができていないという報道を見た。実におかしい。なぜなら、われわれは北朝鮮に会うことを求めたことがないため」と反論した。
7日入国して2泊3日の訪韓日程を進めている彼はこの日午前、ソウル都染洞(トリョムドン)外交部庁舎で李度勲(イ・ドフン)韓半島(朝鮮半島)平和交渉本部長に会った後、略式記者会見で「今回の訪問はわれわれの近い友人と同盟国である韓国に会うためで、立派な協議を行った」としてこのように話した。
これに先立ち、4日崔善姫(チェ・ソンヒ)第1外務次官は「米国と向かい合って座る必要がない」と明らかにした。一部では北朝鮮が米国に交渉再開に向けた「新しい構図作り」に圧力をかけているという見方があったが、ビーガン副長官が決心したように正面対抗したわけだ。彼は北朝鮮の対米交渉を総括する崔善姫氏とともに最近回顧録で米朝対話を非難したジョン・ボルトン前米国家安保補佐官も狙ったものだ。「私は崔善姫第1外務次官やボルトン大使の指示を受けない」と述べた。