韓国裁判所「金正恩氏、脱北国軍捕虜に2100万ウォンずつ賠償を」
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2020.07.08 06:59
韓国戦争(朝鮮戦争)の時に北朝鮮軍に捕虜として捕らえられて強制労役を強いられた元軍人が、北朝鮮政府と金正恩国務委員長を相手取り訴訟を起こして勝訴した。原告は賠償金確保のために北朝鮮に渡す著作権料のうちの一部を差し押さえると明らかにし、南北関係がさらに悪化するのではないかとの見方が出ている。
今回の判決は「韓国版ワームビア」事例といえる。2015年北朝鮮に抑留され、昏睡状態で米国で送還された直後に亡くなったオットー・ワームビアさんの両親は、北朝鮮に対して米国裁判所に損害賠償訴訟を起こして5億114万ドル(現レートで約539億円)の賠償判決を受けた。ワームビアさんの両親は、北朝鮮が世界中に隠匿している資産の追跡に出て、賠償金の一部を受け取っている。