走るトラックに電力供給、車と対話する「AI高速道路」
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2020.07.07 14:34
#.高速道路に入った大型トラックの屋根に、電車に見られるパンタグラフ(集電装置)が搭載される。この装置は道路の上空に長く続く電力線と接続し、トラックが走行できるように電気を供給する。
昨年5月に独フランクフルト近隣の高速道路10キロ区間で公開された「e-Highway System」(エコ電気高速道路)だ。電気・ディーゼルを共に使用するハイブリッドトラックがこの区間に入れば、パンタグラフで電気が供給され、時速90キロ以内で走行できる。
システムを構築した独シーメンス社によると、「e-Highway」では電気トラックは温室効果ガスをほとんど排出しない。また10万キロ走行を基準に一般ディーゼルトラックに比べ年間2600万ウォン(約234万円)ほど燃料費を減らすことができる。ドイツ政府は2022年まで試験運営した後、全国高速道路に拡大する計画だ。スウェーデン(2016年)と米国(2017年)も同じシステムを試験運営している。