<Mr.ミリタリー>米朝とも「写真撮るだけ」の会談避けたい…韓国は現実を受け止めなくては(1)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2020.07.06 17:43
最初から可能性はないように見えたのにいぶかしかった。先月4日の金与正(キム・ヨジョン)副部長の談話で始まった北朝鮮の攻勢が同月16日の南北共同連絡事務所爆破まで一気に進んだ後、相次いで4大軍事行動を予告したが24日には何の説明もなく「保留」するという5行のみの発表で中断された。北朝鮮が先月9日の談話で韓国を「対敵」とみなすという関係規定を撤回しなかったので南北関係が近い将来改善されるのは難しそうだ。
こうした状況で1日に文在寅(ムン・ジェイン)大統領の「米朝が再び対座して対話を交わすよう韓国は全力を尽くす計画」という発言が紹介された。こうした構想が「米国側に伝えられ、米国側も共感している」という青瓦台(チョンワデ、韓国大統領府)の説明につながった。韓国政府の発表は1月に膠着状態に陥った米朝対話に代わり南北関係改善を通じて米朝関係を追求するという方針が北朝鮮の6月攻勢で事実上失敗したが改めて仲裁者の役割に戻るという方針と読み取れた。