【現場から】拙速処理された過去最大35兆ウォンの追加補正予算、韓国経済生かせるか
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2020.07.06 10:09
過去最大規模となる35兆1000億ウォン(約3兆1428億円)の第3次追加補正予算案が3日に国会を通過した。巨大与党の単独処理だった。新型コロナウイルス危機を克服しなければならないという名分と速度を強調しただけで内容は隙だらけだ。まともな審議も反論もなかったためだ。
与党「共に民主党」は政府案から1兆5000億ウォンを削り、同時に1兆3000億ウォンを増額した。財政を使う効果を最大化するてこはなく、目の前の穴をふさぐつぎはぎが大部分だった。代表的なものが大学の授業料返還支援予算として増額した1000億ウォンだ。間接支援という迂回路を選んだが財政から授業料を一部払い戻すという批判から抜け出せなくなった。