北朝鮮外務省第1次官「米国と対座する必要ない」…異例の談話に隠された計算表
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2020.07.05 10:30
北朝鮮の崔善姫(チェ・ソンヒ)外務省第1次官が4日「朝米対話を自分らの政治的危機を処理するための道具としか見なさない米国とは対座する必要がない」と明らかにした。崔次官は2度の米朝首脳会談を含め米国との交渉実務を取りまとめてきた人物だ。
崔次官はこの日発表した談話で、11月の米国大統領選挙前に米朝首脳会談が開かれる可能性と関連し、「朝米関係の現実態を無視した首脳会談説が世論化していることに対してあっけにとられることを禁じ得ない」としてこのように話した。崔次官は続けて「米国が、いまも協商などを持ってわれわれを揺り動かすことができると思うなら誤算である。われわれはすでに、米国の長期的な脅威を管理するためのより具体的な戦略的計算表を練っている」と強調した。