韓国労働界、新型コロナでも「最低賃金2桁の引き上げ率」主張
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2020.07.02 10:58
新型コロナウイルスの感染拡大で経済危機が深刻化する状況で、労働界は2桁の最低賃金引き上げ率を、経営界は「マイナス引き上げ率」をそれぞれ固守した。労使間の溝が大きく、最低賃金が新型コロナ不況局面の重大変数に浮上した。しかし労使の苦痛分担を通じた合意の可能性は大きくない。22年ぶりに試みられた労使政大妥協まで協約署名を15分残して労働界の反対で失敗に終わる事態にまで至った。
1日午前に政府ソウル庁舎で開かれた第4回最低賃金委員会全員会議で、労働界は来年の最低賃金水準を今年の8590ウォン(約768円)より16.4%上げた時給1万ウォンを提示した。3年間で最低賃金が33%上がったが、再び急激な引き上げ率を主張したのだ。