韓国陸軍が見る韓半島最大の脅威 「北ではなく中国軍北部戦区」
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2020.07.02 10:52
韓国軍当局が最近、中国の軍事力膨張に関する研究を内部で進めていることが分かった。北朝鮮だけでなく潜在的な脅威を幅広く想定し、軍の戦力を効率的に運用するという趣旨だ。
軍当局によると、陸軍教育司令部は3月、「中国地上軍の作戦遂行様相および北部戦区作戦遂行力量」という課題を選定して8カ月間の研究に入った。軍情報筋は「この研究は2020年度未来作戦環境分析書に収録される予定」とし「国防部と合同参謀本部、陸軍の政策樹立に活用される」と説明した。
陸軍が提示した要求計画書を見ると、研究の背景に中国人民解放軍の北部戦区を韓半島(朝鮮半島)の最大の脅威と表現した部分が目につく。中国が2015年から「中国の夢」を支える「強軍の夢」の実現に向けて大々的な国防改革を推進し、2016年2月に北部戦区を編成したのは尋常でないということだ。