韓国銀行総裁「新型コロナ、夕立かと思ったら梅雨…革新的企業支援考える時」
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2020.07.01 08:46
韓国銀行の李柱烈(イ・ジュヨル)総裁が「新型コロナウイルス問題は通りすがりの夕立だと思ったが、梅雨の始まりかもしれないとの思いがある」と明らかにした。
新型コロナウイルスの影響の長期化につれこれまで全方向的に行われてきた銀行の企業向け融資方式の変化の必要性を表明しながらだ。30日の銀行界によると、李総裁は22日にソウルの銀行会館で開かれた頭取懇談会に招かれ、「新型コロナウイルス問題が長期化するならば対応も長いスパンでアプローチする必要がある」としてこのように話した。
李総裁は「金融圏が企業を支援するのにいまのように全方向的支援を継続できるのか、アプローチ方式を変えて支援するのか考えなければならない時が来た。もう少し創意的に支援する方式があるはずだが、厳しい企業が営業方式を革新的に変えれば支援したり、取引銀行が業種変更を勧告したり、企業の経営革新を誘導できる方式で支援する案を考えてみなければならない」と助言した。既存の方式の持続可能性に疑問を提起し、事実上「選別」支援への転換に対する話題を投げかけたもの銀行業界は解釈している。