２７日、韓国の新型コロナウイルス累計感染者数は１万２６５３人と、前日比で５１人増えた。

疾病管理本部中央防疫対策本部によると、２７日０時基準で一日の新規患者は５１人だった。２２日には１７人に減り、６月に入って初めて新規感染者が１０人台となったが、その後は４６人、５１人、２８人、３９人と推移し、この日は５１人に増えた。このうち地域感染者は３１人、海外流入者は２０人。１万１３１７人が隔離解除され、１０５４人が隔離中。累計死者数は２８２人で前日と同じ。

地域感染事例はソウル１５人、京義道（キョンギド）１２人、大田（テジョン）２人、大邱（テグ）１人、全羅北道（チョンラブクド）１人。ソウルでは前日、冠岳区（クァナクク）ワンソン教会で感染者１２人が確認された。

２７日午前のソウル市の発表によると、ワンソン教会関連のソウル市内の感染者は計１６人に増えた。中央防疫対策本部は「ワンソン教会関連の最初の感染確認患者が聖歌隊に参加し、教会の行事も参加した」とし、詳細な感染経路を調べている。

鄭銀敬（チョン・ウンギョン）中央防疫対策本部長は前日の定例会見で、最近は各種宗教活動を通じて新型コロナ感染が広がっているとし、週末の注意を呼び掛けた。続いて「地域社会感染が発生している首都圏と大田（テジョン）・忠清南道（チュンチョンナムド）では今週末の不必要な集まりや外出を自粛してほしい」と要請した。

感染リスクが高いと指定されたところは宗教行事、各種同好会、体育会、飲食店、訪問販売場、事業説明会、サウナなど。この日、中央災難安全対策本部は「週末に外食をする場合▼体調が悪ければ行かない▼マスク・手の衛生は基本▼個人の皿で食事をする▼酒杯を回さない▼大きな声での対話を控える」という安全案内メッセージを発送した。