韓経:米空母3隻が動くと軍事行動保留した金正恩委員長…「揺さぶり」終えたと判断か(1)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2020.06.25 09:41
北朝鮮が軍事行動の保留を決め、悪化していた南北関係が一息つくことになった。対北朝鮮制裁が続き、新型コロナウイルスの感染拡大までが重なって「自力更生」に支障が生じただけに、軍事挑発まで敢行するには現実的な制約があったという分析だ。ただ、「保留」という表現を使って余地を残しただけに、8月に予定されている韓米連合軍事訓練の前後にまた軍事的緊張感を高める可能性も排除できない。
◆コロナ局面で調節
北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン)国務委員長が23日、中央軍事委員会予備会議を開いて対南軍事計画の保留を指示したのは、今月初めから20日間ほど続いてきた対南敵対政策の方向転換だ。金正恩委員長が公開的な席に現れたのは17日ぶりとなる。こうした態度の変化について、一部では経済難に直面した北朝鮮の避けられない選択という分析が出ている。国際社会の対北朝鮮制裁が緩和される兆候が見えず、新型コロナまでが広がり、韓国政府との緊張局面を長期的に続けることはできないという判断が作用したという解釈だ。