【コラム】韓国、戦略的あいまい性は米中から排斥される(1)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2020.06.23 15:43
第2次世界大戦以降、世界史の流れを変えた3つの重大事件がある。米国・ソ連の超強大国対立、ソ連の崩壊、中国の浮上がそれだ。第2次大戦戦勝国の米・ソの対立は40年以上も冷戦時代をもたらした。1991年のソ連崩壊は脱冷戦と同時に米国を世界唯一の覇権国にした。
米国はロシアと中国が市場経済体制を受け入れて開放する場合、全体主義は消滅し、自由民主主義体制に転換されると考えた。しかしロシアは秘密警察の維持を通じて、中国は共産党一党独裁を通じて全体主義を維持しながら、経済発展を追求した。
特に中国は開発途上国に与えられる特恵など市場経済を自国に有利な方式で導入し、高度成長を続けた。ついに2009年には日本を抜いてG2国家に浮上し、蓄積された富を軍事革新に集中しながら、経済だけでなく軍事的にも米国を追撃している。