「当初、北側統一閣で2人だけ会おうとしていた米朝…韓国が阻んだ」
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2020.06.23 09:37
米国のジョン・ボルトン元大統領補佐官(国家安全保障担当)の回顧録『The Room Where It Happened: A White House Memoir(それが起きた部屋:ホワイトハウス回顧録)』が韓国でも大きな波紋を呼んでいる。23日(現地時間)の公式出版を控え、一部の敏感な内容がマスコミに公開されたがらだ。ボルトン氏は自身の補佐官時期はもちろん、トランプ大統領就任以降の南北および米朝交渉秘話などを回顧録にまとめている。敏感な外交的事案が暴露形式で公開されると、青瓦台(チョンワデ、大統領府)はこれを非難した。
鄭義溶(チョン・ウィヨン)国家安保室長は22日、尹道漢(ユン・ドハン)国民疎通首席を通じて「今後の交渉の信義を非常に深く傷つけかねない」と指摘した。韓国政府は前日、「韓米同盟関係で共同の戦略を維持発展させ、両国の安保と利益を強化する努力を深く阻害しかねない」という趣旨で、適切な措置を求める立場を米国国家安全保障会議(NSC)側に伝達した。一歩間違えれば韓米間で外交紛争に飛び火しかねないとの指摘も出ている。