韓国国家安保室長、ボルトン氏の回顧録に反発…真実ゲーム(1)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2020.06.23 08:32
米国と北朝鮮が昨年6月30日の板門店(パンムンジョム)首脳会談を準備していた当時、当初は文在寅(ムン・ジェイン)大統領を含めず板門店北側地域の統一閣で米朝首脳が会う案を推進していたことが把握された。当時の米朝接触に詳しい情報筋は22日、「首脳会談を翌日に控えて米国と北朝鮮は板門店北側地域の統一閣を両首脳が会う場所として推進したが、韓国側の要求で結局、板門店の南側地域の自由の家で会った」と明らかにした。当初、トランプ大統領が休戦ラインを越えて北側の統一閣に行き、金正恩(キム・ジョンウン)国務委員長と2者会談をしようとしたが、米国大統領の警護問題があったほか韓国側が強く主張したことで、自由の家に場所を移して結果的に韓米朝の首脳が会ったということだ。金委員長は当日、休戦ラインを越えて南側の地を踏んだ直後、文大統領、トランプ大統領とあいさつをを交わし、自由の家でトランプ大統領と首脳会談を行った。
これはジョン・ボルトン前米大統領補佐官(国家安全保障問題担当)が『それが起きた部屋:ホワイトハウス回顧録』で「米国側は何度か文大統領の(米朝首脳会談)出席を断った」と書いた部分と似ている。回顧録は統一閣での米朝首脳会談の推進には言及しなかった。ボルトン氏は回顧録で「文大統領が『金委員長が韓国の領土に入る時、私がいなければ適切でないようだ。金委員長とあいさつをし、トランプ大統領に紹介して席を避ける』という話をした」とも主張した。